ベルばら
本日封切りのアニメ映画「ベルサイユのばら」を観てきました。
あれだけの大作を2時間の映画にまとめるのはたいへんだろうなとは思っていました。が、総集編的な破綻もなく上手に贅肉を落としてまとめ上げていたように思います。
が、大きな問題がふたつありました。
ひとつめ。
場面場面で流れる挿入歌(女性ボーカル)が全くベルばらに合っていなかったことです。ベルばらとは何かを全くわかっていないのでは?と感じてしまいました。そもそも最近は映画の中でやたらと女性ボーカルの曲が流れるような気がします。昔の映画のようになにげなく流れるインストロメンタルのスクリーンミュージックの方がよほど好ましいと思うのですが。
ふたつめ。
映画の中にストーリーと関係のないイメージ映像が頻繁に差し込まれていたことです。例えば花びらが舞うシーンであったりペガサスが飛ぶシーンであったり夢の中のようなシーンであったり、そういった映像が突然流れるのです。しかもイメージに合わない挿入歌と共に。これには閉口しました。
もしかしたら今回観たベルサイユのばらは、宝塚のベルばらを強く意識していたのかもしれません。もしそうであるならば、私としてはもっと原作によせて欲しかったです。
と多少の不満もありながら、結局は感動の涙を流してしまいました。アンドレのあのシーンとオスカルのあのシーンは反則だよなあ・・・・。
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