誇りと恥
大先輩のTさんが定年退職。
本日、その送別会があり、たいへんに盛り上がりました。
Tさんは、たいへんストレートな性格で、どんなことでも、誰に対しても裏表なく、思ったことを言葉にしてぶつけてきます。なので、いつも本心で接してくれるのです。
議論が白熱して感情的になることもよくあるのですが、終わったことに対しては根に持たないタイプです。なので、仕事上Tさんをいやがる人は山のようにいると思うのですが、人間としてTさんを嫌う人はひとりもいないんじゃないかな? 私もTさんにはずいぶん鍛えられました。こういう人と一緒に仕事ができたことは、私の誇りでもあります。
Tさん、長い間ご苦労様でした。
一方、本日同じ会社にいること自体が恥と思えるような人を発見して、悲しい思いをしました。以下、その様子を・・・・。
本日は、私の所属する部門を始め、いくつかの研究開発部門が全社的に成果を発表する日でした。200〜300人くらいの聴講者に対して、何人かのプレゼンターが自部門の成果を順番に発表していきます。
会場は、小さな映画館のように、聴衆が全員発表者のほうを向いて座る形式。
発表者の左手には、事務局がふたり座っています。司会者と、タイムキーパー。
右手には、事務局がひとり(20代後半?)座っています。この人は、質疑応答のときに、質問者のところへマイクを持って走っていって、マイクを渡す役割のようです。私は、ちょうどこのマイク係のすぐ近くに座っていました。
問題は、このマイク係のやつ。
プレゼンが始まってから、ひたすら熟睡。
全員に見られているのに、ひたすら熟睡。
首を直角に曲げて椅子からずり落ちそうになって、終電の酔っぱらいのように熟睡。
プレゼンターが交代しても、気づかず熟睡。
最初はみんな見て見ぬふりをしていました。しかし、あまりにもひどいので、一番近い私が注意してやろうかなとも思っていたのですが、プレゼンをしている最中に立ち上がって居眠りを注意するのもプレゼンターに失礼かなと悩んでいました。さすがに事務局のひとりが気づいて、プレゼンターが交代するときに注意しにいき、一言注意していました。これでなんとかなるかな。
だがしかし!
次のプレゼンが始まると、即座に熟睡。なんじゃ、こいつ。
次のプレゼンターのプレゼンが終わったとき、さすがに耐えかねた事務局のひとりが再度注意しにいきました。ただ、注意の仕方がたいへんソフトで、ニコニコしながら「ここで眠ると目立つから、あまり眠いようだったら客席のほうへ行って目立たないように寝たら?」みたいな弱腰な注意をしていました。
なぜ怒らな〜い!
そして、この直後にマイク係がとった行動に驚愕。
このマイク係、マイクを持って客席の目立たないところに行き、両手を枕にして机の上に突っ伏して寝やがった!
信じられな〜い!
ついに、このマイク係が寝ている間に質問する人が出ました。本来なら、マイク係がマイクを持って走っていって質問者にマイクを渡さなければならない事態。しかし、当然このマイク係は熟睡中で気づかず。あわてた他の事務局の人が、10mほど走ってこのバカなマイク係からマイクを奪い取り、そのまま質問者のところへ行ってマイクを手渡すというていたらく。
こんな人間と同じ会社にいること自体、恥。
手本になる人間が退社していき、カスばかりが残っていく。ああ、どうなっちゃうんだろ、この会社。
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