2016 福井と金沢の旅12 「永平寺参籠・食事」
永平寺での参籠(修行体験)で、お風呂に入った後は、夕食です。
ここでは、夕食のことを薬石と呼びます。
夕食は17時30分から。
時間になったら、担当のお坊さんが呼びにきて、食堂に向かうことになっていました。
が、時間に厳格な永平寺では珍しく、予定の時間から5分ほど遅れてお坊さんがやって来ました。はっきりとは言われませんでしたが、どうも団体さんの世話に追われて私の呼び出しを忘れていたようです。
遅れて食堂に入ったときには、すでに全員が着席して、食事の作法のお話をしている最中でした。
「永平寺ともあろうものがこのようなミスを」と一瞬思ったのですが、これもまた私にとっては修行。広い心で、受け流しました。
で、食事。もちろん、精進料理です。
専門の料理人ではなく、修行中のお坊さんが作っているはずです。料理は過剰にストイックなところはなく、おいしくいただきました。
ちなみに、作法として、食事中は私語が禁止されています。
が、隣の人にお茶を入れてもらって、思わず「ありがとうございます。」と声を出してしまう人もいました。
作法的にはNGなのですが、日本人らしいなあとあたたかい気持ちになりました。
食事が終了すると、普通のホテルならさっさと部屋に帰るところですが、永平寺では、全員が食事を終え、修行の言葉を全員で唱えるまで、黙って座っていなければなりません。
早く終わった人は待っているのがつらいし、食事の遅い人はなんとなく焦ります。が、こういうときに心穏やかにしていることも、修行なのだなあと思いました。
食事終了後、食器のかさね方とかもきちんと説明されました。
日常の行動の、全てが修行。
それを意識するだけで、参籠に参加した意義を感じました。
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